味わいは味覚だけではない! コーヒーの歴史⑴ モカとは

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コーヒーに限らず、飲食物の味わいはその歴史や背景を知ることで変わってきます。少し信じがたいですよね。では一度スーパーでの光景を想像してみてください。

①農家さんが1から手塩にかけて育てた野菜(満足する味に至るまで5年かかった)

②ほとんど機械で生産から出荷まで効率化された野菜(半年で商品化できた) 

この場合、成分が全く同じだったとしても味わい方は異なってくると思いませんか?私は①の野菜により魅力を感じ美味しいと思うでしょう。人は味覚だけでなく、五感やその場の雰囲気、それまでの食体験で味わい方が変わってくるのです。

そのため今回は皆さんにコーヒーをより楽しんでいただくために、モカについて簡単にまとめてみました。

地名に由来

モカとはもともと、アラビア半島南端のイエメンの紅海沿いにある港(Mocha Port)の名前です。

この港は、16世紀から18世紀にかけてコーヒー貿易の中心地でした。

モカはモカ港を経由してコーヒーがヨーロッパに輸出されたことで有名になった「コーヒー最古のブランド」です。以来、高級コーヒーの代名詞として高値で取引されてきました。

19世紀前半に廃港になった後も「モカ」はブランドとして残り近隣の港から輸出されつづけ今日に至ります。

昔から、良質なモカには良質な赤ワインを思わせるような香味があるといわれており、これを「モカ香」といいます。モカはどの時代においても最高級品とされていたようです。

さて、いかがでしたでしょうか。少しざっくりですが、モカの歴史をまとめてみました。

今後モカコーヒーを見つけたら、ぜひ思い出しながら楽しんでください。

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