味わいは味覚だけではない! コーヒーの歴史⑵ 2つの発見説

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さて本日はコーヒーがどのようにしてこの世に発見されたのか、有名な2つの発見説を見ていきましょう。聞き覚えのある名前も出てきてますね。

1. カファ地方の羊飼い : カルディ説

エチオピア南西部のカファ地方が舞台のこの伝説では、羊飼いのカルディが、ヤギたちが特定の赤い実を食べた後に活発に跳ね回る様子に気づいたのがきっかけとされています。
彼はその実を近くの僧院に持ち込み、僧侶たちが試した結果、夜の祈りの際に眠気が軽減されることがわかりました。これにより、コーヒーの興奮作用が知られるようになったと言われています。

この説は、「自然界の中で偶然に発見され、人々が効果を観察することで利用されるようになった」という流れを象徴するもので、エチオピアの伝承として広く知られています。


2. 僧侶 : シェイクオマール説

もう一つの説では、無罪の罪でイエメンのモカの街を追放された、シェイクオマールというエチオピアやアラビア半島で修行を行っていた僧侶が主役です。

追放先で飢えに苦しんでいたオマールは、偶然見つけた赤い実(コーヒーチェリー)を試しに食べてみました。しかし、そのままでは苦く、食べにくかったため、煮出して飲む方法を考案します。その結果、彼は驚くほどの元気を取り戻し、活力を感じたと言います。この飲み物が後に「コーヒー」として知られるものになったとされています。


その後、シェイク・オマールがこの飲み物の話を持ち帰ると、町の人々に歓迎され、コーヒーは祈りや日常生活の中で欠かせない飲み物として定着しました。特にイスラム教の祈りの時間に眠気を覚ます飲み物として高く評価され、イエメンのモカ港から世界へ広がるきっかけとなったとされます。

いかがでしたでしょうか。どちらも事実のように紹介されていることが多いようですが、あくまで伝説や民間伝承の類だと思って楽しむのが良さそうです。ただ、どちらも疲労回復や興奮作用について言及している点が、個人的には面白いなと感じます。

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